OHVからOHCへ

スーパーカブC100はOHVエンジンでした。 このOHVエンジンには構造上の弱点がありました。 しかし、1966年に大きな変更がありました。スーパーカブC50の登場です。 このC50はOHCエンジンのほかに外観を大幅に変えて、現在のカブのデザインに限りなく近いです。 では、OHVとOHCそれぞれの構造をご説明いたします。

OHV OHV [ オーバー・ヘッド・バルブ ]
図を見て分かっていただけると思いますが、このOHVエンジンの構造は カムシャフトが回ると、カムシャフトの出っ張り部分がプッシュロッドを押し上げ、 押し上げられたプッシュロッドがロッカーアームを押して給排気を行っていました。 しかし、この構造だと高回転になるとプッシュロッドに歪が生じ、正確なコントロールが出来なくなります。

OHC OHC [ オーバー・ヘッド・カムシャフト ]
OHVとの最大の相違点は、カムシャフトがプッシュロッドを介さずに直接ロッカーアームを押し上げる事です。 この機構にする為にカムシャフトをヘッドに移動させました。このため、OHCエンジンはOHVエンジンに比べて 高回転まで回してもより正確にコントロールが可能になったそうです。
OHCは給排気のバルブがそれぞれ1本ずつであることからSOHC(Single Over Head Camshaft)とも呼ばれ、 カブには純正装備されているものはありませんが、他にDOHC(Double Over Head Camshaft)と呼ばれる 給排気のバルブそれぞれ駆動させる為のカムシャフトが1本ずつ (吸気バルブ2本:吸気側カムシャフト1本、排気バルブ2本:排気側カムシャフト1本)装備されたエンジンも存在する。

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