スプロケットと減速比

スプロケットについて

スプロケット スプロケットとは、エンジン得た動力を後輪に伝える時にチェーンを動かす歯車の事です。 バイクにはドライブスプロケット(フロント側:単にスプロケットとも書く)と ドリブンスプロケット(リア側:リアスプロケットとも書く)の2つがあります※1。 スプロケットは簡単に言ってしまえば歯車です。歯車の歯の数を変えることにより最高速重視か トルク重視か、という設定が出来ます。
スプロケットの歯の枚数の事を○○Tと書きます。これは英語のTeeth(歯)から来ていると言われています。 他にも○○丁とも記されることがあるります※2

ドライブスプロケットの場合、歯数が増えると写真のように直径が大きくなり最高速重視のセッティングとなります。 つまり、低速でのトルクを犠牲にして最高速をかせぐことになります。 反対に歯数を減らすと直径は小さくなりトルク重視のセッティングと出来ます。 こちらは最高速を犠牲にしてトルクを確保する事が出来ます。 (写真:ドライブスプロケット、内側:13T、外側:16T)
ドリブンスプロケットの場合、歯数を増やすとトルク重視、減らすと最高速重視になります。 ドリブンスプロケットは、ドライブスプロケットに比べて1T変えたときに体感できる差が少ないです。 このため、ドリブンスプロケットは微調節用。ドライブスプロケットは大胆な変更を行う時に 変更をすると良いとされています。一般に、ドリブンスプロケットでドライブスプロケット1T分の 変更具合を体感したいとすると3Tほど交換すると同じくらいの差が体感できると言われています。
しかし、むやみやたらに歯数を増やしたり減らしたりすればその分トルクや最高速がアップすると言うわけではありません。 例えば、50ccのトルクで極端な最高速重視のセッティングを行うとパワーが足りずに、 逆に最高速が落ちるなんていうこともあるそうです。この点をよく頭に入れておき、セッティングを行いましょう。

また、スプロケットはタイヤやプラグと同じように消耗品です。 新品のスプロケットは刃先が丸まっているのですが、古くなったスプロケットは刃先が鋭くなります。 そうなったら新品に交換しましょう。スプロケットは基本的にはスチール(鉄)製ですが 中には軽量化を狙うアルミやカーボン製のレース向きのものもあります。

減速比について

 減速比とはドライブスプロケットの歯数とリアスプロケットの歯数の関係を表す数字です。 減速比が大きい数字だとトルク重視・加速重視のセッティングと言え、 減速比が小さいと数字だと最高速重視のセッティングと言えます。 減速比は次の式から求める事が出来ます。

 リアスプロケットの歯数÷ドライブスプロケットの歯数=減速比

減速比のデータを表にしておきましたので、参考にしてください。

ドライブ
スプロケット数
リアスプロケット数
37T
38T
39T
40T
41T
42T
12T
3.08
3.17
3.25
3.33
3.42
3.50
13T
2.85
2.92
3.00
3.08
3.15
3.23
14T
2.64
2.70
2.79
2.86
2.92
3.00
15T
2.47
2.53
2.60
2.67
2.73
2.80
16T
2.31
2.38
2.44
2.50
2.56
2.63

純正カブの減速比一覧
スーパーカブ50 STD,ST,DX → F 13T, R 40T, 3.08
スーパーカブ50 CM → F 13T, R 42T, 3.23
リトルカブ(3速) L → F 14T, R 39T, 2.79
リトルカブ(4速) LM → F 14T, R 41T, 2.92
スーパーカブ90 D,CM → F 15T, R 39T, 2.60

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