メリット・デメリットと必要な部品

鉄シリンダーとアルミシリンダー 「ボアアップするとどんな良い事があり、悪い事があるのか。 そんなの実際に乗ったことがないから分からない。」 とおっしゃる方は多いのではないでしょうか?私もボアアップするまでに とても悩みました。私が感じたメリット・デメリットや一般的なそれを こちらでご紹介します。
更に、ボアアップする場合にどんな部品を交換するのかも簡単にご説明します。

メリット

デメリット

エンジンは言わば、バイクの心臓。そんなエンジンをカスタムすることは、もしかしたら 愛車の寿命を短くしてしまうのかもしれません。私は決して安易に排気量アップはオススメしません。 50ccでのんびり走るカブらしいツーリングが大好きだからです。 「ボアアップ!ボアアップ!」と思っている方も、一度冷静・客観的になって考え直すのもいいと思いますよ。

必要な部品に関して言えば、一番分かりやすいボアアップで必要な部品はおそらく 「ピストン・ピストンリング・ピストンピン・シリンダー・各種ガスケット」 だと思います。ただ、ボアアップをして走るだけなのならば 市販のボアアップキットに付属してるもので事足りるでしょう。 しかし少しでも上を目指す場合、どのような選択肢があるのかも知っておく必要があると思います。 ここでは、基本(?)以外のパーツをご紹介します。

パーツ名 概要
ブレーキ
ブレーキシューを社外品のものに交換したり、フロントならばカブ90用大径ブレーキ、 リアならプレスカブ用大径ブレーキに交換するのが効果的でしょう。 しかし、大径ブレーキに交換する場合は他にも交換する部分があるので注意してください。 不完全な場合はタイヤがセンターからずれる可能性があります。 ブレーキを強化することにより、制動力が増します。排気量に関係なくオススメです。
シリンダーヘッド
シリンダーヘッドを交換すると極端にエンジン特性が変化します。 給排気のバルブ径(混合気を吸気し、排気ガスを排気する弁の径)を大きくすることにより よりパワフルになります。しかし、燃費は確実に落ちると思われます。 シリンダーヘッドを交換の際はカムの交換もオススメします。
ハイカム
ハイカムはハイカムシャフトの略で、バルブ開閉の量を調整します。 カム山を高くすることによりより多くの給排気を可能とします。 一般にハイカムに交換すると高回転型になり、低速トルクが抜けると言われています。
カムチェーン
カムを回転させる為にある、エンジン内部のチェーンです。 これは消耗品で、使い続けているとドライブチェーンのように伸びてきます。 最近のカブにはカムチェーンテンショナーが装備されていますが、 それでも強化しておいたほうがいいと思います。
オイルポンプ
オイルポンプはエンジン内部にエンジンオイルを循環させる役割を担っています。 排気量を上げたのにオイルポンプを純正のまま放置して、高回転を回し続けると エンジンが焼きつく恐れがあります。社外品のオイルポンプやC90用、C100用など それぞれに必要なオイルポンプに交換することをオススメします。 同時にオリフィス加工もするのがいいでしょう。 それぞれ必要なだけの容量にしないと、逆効果になりますのでご注意。
クラッチ
パワーアップしたのにクラッチを強化しないと、エンジンのパワーに負けてクラッチが滑ってしまいます。 そうするとエンジンのパワーを100%後輪に伝えれず、パワーロスをしてしまいます。 それを避けるためにクラッチの強化をオススメします。75cc以上ボアアップの場合は特にオススメします。
キャブレータ
排気量に見合ったキャブレータに変更する事をオススメします。 一般に、カブのボアアップに相性が言いと言われているPC18キャブレータや、PC20キャブレータの場合 諸先輩方のセッティングも参考に出来るのでオススメです。
マフラー
ボアアップをして、キャブレータを交換した場合は特にオススメします。 吸気量が増えたのに排気量が純正と同じではエンジンのパワーを十分に引き出せません。 しかし、交換に伴って排気音量が大きくなることが多いので注意が必要です。
スプロケット
ドライブ・ドリブンスプロケットの交換は、総減速比を変える事により走り心地を変える事が出来ます。 例えば、1速を引っ張れるようになったり、それまでに比べて回転数を上げずにスピードが出せるようになったりします。 しかし、ボアアップの種類によってはパワーが足りずに上手く加速できなかったりもします。 自分のカブの特性を知った上で交換することをオススメします。

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