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ここではよくカスタム話をすると聞かれる単語「ボアアップ」についてご説明します。 この言葉の意味自体が分からない方は読んでおかれると、少しはカスタム話についていけるのではないでしょうか? 私自身、初めてカブ乗りの皆さんとお会いした時にしたカスタム話には全くついていけませんでした(笑)
まず、ボアアップという言葉はボア≠ニいう言葉とアップ≠ニいう言葉の二つからなっております。
アップと言う言葉は説明する必要もないと思いますが「上げる」などの意味を持っています。
肝心なボア≠ニいうのはシリンダー内壁の直径を指します。シリンダーというのは
エンジンのフィンがいっぱいついている鉄(純正の場合)の部分。その中は円筒状に穴が開いています。
そこをピストンが上下し、吸気・圧縮・爆発・排気の工程を繰り返します。
これについて詳しく話すと4ストロークエンジンの仕組みについて触れなくてはいけなくなり、
話が脱線するのでそれはまた次の機会に。
つまり、ボアアップと言うのはシリンダー内にある穴の直径を大きくすることです。
排気量は次の式から求める事が出来ます。
(ボア÷2)^2×π×ストローク
半径 × 半径 × π × 高さ
つまり、直径を大きくすればおのずと排気量アップに繋がるのです。
ボアアップに関連してストロークアップ≠ニいう言葉もあります。
これも言葉の通りで、ストローク量を大きくすることにより排気量を多くする方法です。
同じ排気量でもストロークとボアの関係ではエンジン特性が異なってきます。例えば、
(39.0mm/2)^2 × 41.4mm × π ≒ 49.5cc
(47.0mm/2)^2 × 28.6mm × π ≒ 49.5cc
上の式はカブ50の排気量計算式。下の式は適当に作った値で、まずあり得ない値です。
しかし、ボアとストロークを変えてもほぼ同等の排気量になる2つのエンジンがあったとします。
上の式は下の式に比べて、ボアが小さくストロークが長くなっています。このように
ストローク量を多くして排気量を稼いだ場合はエンジン特性はトルク型≠ノなり
坂道などでグイグイ登っていくパワフルなエンジンになります。
対して、下の式は上の式に比べてボアを拡大してストローク量が短くなっています。
このようにボアを大きくして排気量を稼いだ場合のエンジン特性は高回転型≠ノなって
勾配のないストレートなどでスピードを出す場合に特化したエンジン特性になります。
もしかしたら、小排気量のカブにとっては特段重視すべきポイントではないのかもしれません。
また、各社からリリースされているシリンダー(ボアを左右するパーツ)と
クランク(ストロークを左右するパーツ)を組み合わせると干渉して使えない場合があります。
最悪の場合はエンジンが壊れてしまう場合があるのでカスタムは慎重に行ってくださいね。
それらについては管理人は完全に無知なので質問されてもお答えできませんのでご了承ください。
また、ボアアップやストロークアップなどにより排気量を変更した場合は カブに対する区分が変わってきます。50cc以下は原動機付き自転車、 それ以上は原付二種や小型二輪など呼ばれ、排気量変更の手続きが必要です。 区市町村役所へ変更手続きに行って下さい。おそらく、怠ると公文書偽造と脱税で捕まるはずです。 詳しくは各区市町村によって異なりますのでご自身でお調べくださいね。 更に、免許も原動機自転車や普通自動車免許では乗れません。 普通自動二輪や普通自動二輪小型限定などの免許が必要です。 カブは一応ATに属している為、小型限定AT限定免許以上の免許ならば走行可能です。 書類申請や無免許による排気量変更後のバイクに乗ることは違法行為です。ご注意ください。
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